白龍醤油では、昔ながらの方法で、1年から2年間天然蔵でじっくり熟成したお醤油を造っています。しかし、すべてを手づくりにこだわると製品の品質が安定しにくく、また原価的にも高コストになり、妥当な価格で消費者の皆様にご提供できにくくなります。この矛盾を解決するため、当社では新規設備の導入を積極的に行ってきました。「人の長年の経験とカン」を生かしながらも、ほぼ自動化された機械により、清潔な環境のもと高品質なお醤油が醸造されています。

【1】原料処理
■大豆の蒸煮
NK缶と呼ばれる蒸煮缶で大豆を蒸します。

■小麦の焙炒
麦炒り機で小麦を焙炒します。

■塩水の調整
食塩を水で溶解し塩水を調整します。

■母液の調整(再仕込み)
再仕込み醤油の仕込みには、塩水の替わりに生揚醤油を使うため、その仕込み液(母液)を調整します。



【2】製 麹
【1】の大豆と小麦に種麹を混ぜ、適温と適湿に管理される回転式自動製麹装置で麹(こうじ)を3日間かけて造ります。





【3】仕込み−諸味の熟成
【2】で造られた麹を【1】の塩水と一緒に仕込みタンクに仕込みます。
塩水と麹を十分馴染ませるため、適度に攪拌し発酵させ諸味(もろみ)にします。
通常、仕込み後1−2ヶ月で発酵が始まり、そのまま1−2年間熟成させます。
熟成が進むにつれて、諸味の様相(色や香り)が変化していきます。





【4】諸味の圧搾
【3】で熟成された諸味は、自動諸味充填装置で、濾布(諸味圧搾に使う風呂敷布)に充填され、そのまま20時間置いておきます。この時、諸味の自重で諸味の汁が下に垂れてきます。この汁は生揚もしくは、生(なま)醤油とよばれます。その後、大型圧搾機で36時間かけて徐々に圧搾し、諸味の粕(カス)を分離させます。この粕は、牧場の飼料などとして利用されます。




【5】火入れ
【4】で圧搾された生醤油は、十分、澱(オリ)を沈殿させ、上澄みの生醤油を約摂氏85度まで加温し、諸味中の細菌を滅菌します。







【6】濾 過
【5】で火入れされた醤油を十分に冷却し、濾過装置を通してさらに精製します。


















【7】検査・容器詰め
【6】の醤油を十分検査します。
検査された醤油を1.8L瓶や1.0Lペットボトルなどに容器詰めします。









【8】出 荷
【7】こうしてできた醤油はみなさまのご家庭に届けられます。




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